"元"となる手書き文字の字形に即した文字。
書き文字の"基"本をみにつけるための文字。
教育環境の"下"で効果的に使われる文字。

子供が書き方を学ぶための活字。

コンピュータなどの普及に伴って、小学校の教育現場でもフォント(活字)を目にする機会が非常に多くなってきました。しかし、既成のフォントの多くが「大人が読みやすく、美しいと感じる」ことを第一にデザインされているため、文字の書き方を学ぶ段階である小学生が参考にすると混乱を招く恐れがあります。 小学校字形学習用フォント「もとのもじ」は、この問題点に焦点を当て、小学校教育の現場で誤解なく文字の書き方を学べるフォント設計を目指しました。

もとのもじの特徴①
正しい字形を持った造形

一般的なフォントの字形改変例

もとのもじでは、字形を遵守

既存のフォント製品において、最も学習時に誤解の恐れがあるのが、本来の字形と違う形状の変化です。これは、形や角度を簡素に省略しているもの、文字のバランス調整や他の文字との判別のために、要素を付け加えているものなど様々です。 「手で書く文字の書き方と、印刷物などで目にする活字は形が違う」ということを文字を学び始めたばかりの小学生に分別させることは困難であるため、「もとのもじ」では、形状をむやみに変化させることなく、手書きで表現するべき形状を守っています。

もとのもじの特徴②
筆具の変化に対応した、再現性

教科書に使用される教科書体

もとのもじでは硬筆での再現性を重視

上記の「教科書体」は、教科書への使用が義務付けられている書体です。特徴は「もとのもじ」と同じ、書き文字の字形を遵守していることで、活字が使われるものが教科書に限られていた時代から使われています。 しかし、硬筆中心の今の時代では「はね」「はらい」といった、筆遣いを意識した部分は、硬筆による再現が難しいという問題があるため。「もとのもじ」では、硬筆による再現性を意識して抑揚のない均一な線で文字を構成し、各パーツの曲線方向で運筆を表現しています。

もとのもじの特徴③
文字の形から画の構成が把握できる交点処理

上記では比較のために、様々な書体で表示された「口(くち)」の漢字を並べています。この文字は画数3の漢字ですが丸ゴシック(A)、ゴシック(B)や装飾書体(C)では、この字画の境目を見とることができません。明朝体(D)では、他に比べると見て取りやすくはありますが、硬筆で表現困難な右上の「うろこ」が、逆に誤解を招く恐れがあります。 「もとのもじ」では、角の分かれ目は交差の表現に注意をはらい、関係性をはっきりとさせ、つながるところには誤解が生まれるような装飾を省いています。

もとのもじでの交点処理例

これからの学習環境

小学校の教育現場でも既成のフォントを目にする機会が非常に多くなってきました。学校内で制作されるプリントやテスト用紙なども、かなりの割合でフォントが使用されています。 また、今後はタブレット端末、電子書籍などを教材として導入していく動きも本格化していきます。そういった環境の中で、児童の目に映る文字全てが学習の参考となるような環境作りを社会全体で目指していくべきだと考えます。

もとのもじのダウンロード

もとのもじは、パーソナルコンピュータでのみ、ダウンロードおよびインストールが可能です。
このサイトをパーソナルコンピュータのブラウザで表示頂きますと、ダウンロードボタンが表示されますので、そちらよりダウンロードください。

もとのもじをダウンロードする
ZIP形式/553KB